美容師の75%が抱える MSD(筋骨格系障害)ってなに?
ロレアル プロフェッショナルがMSD予防への世界規模の活動を開始!
美容師の75%が抱えるMSDは、筋肉・腱・関節へ影響を及ぼし、早期離職にもつながる美容師の職業病です。
このたびMusculoskeletal Health NGOとのグローバルアライアンスによって共同開発されたプログラム「L’Oréal Professionnel with you against MSDs(アゲインストMSD) 」は、美容師の早期離職や有病率を軽減するために設計され、美容師がMSDを予防し健康維持に努めるための新しい無料のモバイルアプリケーション「15’ Coach」の提供を開始しました。
MSDは、美容師の仕事に関する健康問題の75%を占めている
シャンプー、ブロー、スタイリングといったサロン業務は悪い姿勢のまま長時間続けていると、肩、腰、背中、頚部の痛みや腕、手首などに影響を与え手根管症候群につながりかねません。そういう意味でも美容師は特にMSDにさらされる割合が多くなっています。米国では、MSDによる欠勤および財政補償は200億ドルと試算。フランスにおいては財務的影響が10億ユーロにも上ると推定されています。加えてMSDは美容師の早期離職にも影響を及ぼしており、永年勤続を10年縮めるともいわれています。
ロレアル プロフェッショナルの教育トレーニングセッション
AppleとAndroidで無料でダウンロードできる「15‘Coach」アプリは、8言語(英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、ブラジル)でご利用いただけます。プログラムは、身体のいくつかの重要な部分、首、手首、膝などの痛みのレベルを評価する一連の質問から始まります。 ユーザーは、このセクションを定期的に記入し、管理することが可能です。
ワークアウトセッションの特徴
・一日の始まりに筋肉をほぐす5分間のウォームアップ
・一日を通して適切な姿勢を学ぶ5分間
・一日の終わりに行う5分間のストレッチ
このプログラムは、筋骨格系の健康のためグローバルアライアンスとのパートナーシップの元、その分野のリーダーである1000人の専門家(サイエンティスト、医師など)とおよそ100ヶ国の国際ネットワークと提携して開発され、国連とWHOによって支持されています。
2015年には、65,000人のロレアル プロフェッショナル パートナーヘアスタイリストがこのプログラムを受講し、2018年までに100万人のヘアスタイリストが受講することを目標にしています。 このたび提供開始した無料のモバイルアプリ“15’ Coach L’Oreal Pro”を、全世界700万人のヘアスタイリストに活用いただきたくことを願っています。