Hair Trend News
HAIR BY CHINATSU(SIGNO) with PUKASHELL&EGERIE
2016/10/17 @HIKARIE HALL B
Ujoh
SHOW INSPIRATION
About Maison
http://www.ujoh-amr.com/
2017SS
◆
ブランドがもつ女性観、ニュートラルな視点を持つオープンマインドな女性。 常に前進し続ける彼女たちが日々感じる自分らしさ(ある時は女性的であり、またある時は男性的に)を表現できるコレクションをつくりました。 春夏ならではの軽やかさ、抜け感、肌みせを生かし、Ujoh独自のカッティング技術とともにフレッシュなレイヤードスタイルを提案しています。
HAIR STYLING /// CHINATSU
Hair Keyword 『静』と『動』
マニッシュ感の表現
「マニッシュ感」というのは、一番前面に出したい部分で、男性でも女性でも、自分も着てみたい!と思えるようなUjohファッションの特長でもあります。加えて生地やきれいな刺繍、質感からは高級感も感じられる。ヘアもそんな、「簡単だけど普通じゃない」「シンプルだけどかっこいい」というところを意識しました。
動くところと動かないところで「静」と「動」
センターのブロッキングの取り方で、あえて角を作ってきれいな四角いシルエットが出るようにしました。マニッシュ感だけでなく優しさも表現したかったので、ダウンスタイルにしてなびくような軽やかさを演出。根元近くはがっちり肌に密着してる状態で、中間・毛先・顔周りしか髪が動いていないことで、静と動のメリハリをつけました。
Tips(ポイント)
■狙った質感を出すためのベースづくり 完璧にベースを整えているからこそ、無造作に見える計算されつくした後れ毛も、バランスがポイントのまとめ髪も作ることができる。
■バックスタイルは、まとめ髪から出た髪で首元を隠す 前から見たときは前髪をアップしているスタイルに見えるが、実際はトップからバックまでつなげたパート(モヒカンライン)を取ってラフにまとめており、バックスタイルになった時にちらっと見える首元がポイント。
■モデルごとにヘアを微調整してアレンジ モデルごとに前髪の出し方やまとめ髪の大きさ、毛先の出し方などを変え、個性を活かす。モデルによってはバングをおろしたままのスタイルにしていることも。
<STEP By Step>
- 全体にプリをたっぷり塗布し、ドライヤーでブローしながらベースを作る。
- 正面から見て左右均等になるようトップからバックまでつなげてパートを取り、ビーチウェーブを全体につけてドライヤーのスタイラーでねじりながらいびつな質感を作るように乾かし、ざっくりしたポニーを作ってまとめ、毛先を出す。
- 左右のパートは根元にフィックスデザインを塗布してボリュームを抑え、頭の形に沿うようにドライヤーで押し付けていく。
- 左右のパートの毛先をランダムにアイロンで巻き、エルネット ピュール/エアーフィックスで質感を作る。
- トップをくしゃっとした感じにする。
テクニアート プリ
<ローションミスト>
テクニアート ビーチウェーヴ
<ミスト状>
<ミスト状>
テクニアート フィックス デザイン
<ローションミスト>
<ローションミスト>
テクニアート
エアー フィックス
<スプレー>
<スプレー>
エルネット ピュール
<ヘアスプレー>
Main hair director :CHINATSUさん(SIGNO)より
http://signo-tokyo.co.jp/hairmake-up/chinatsu/
初めてバックステージに入ったら絶対に、何をしたらいいかわからないって状況に陥るはず。そんなときは、経験したことのある方に、積極的に聞くことが一番大事。「わからないときはどうすればいいですか?」「そんなときは何をしましたか?」初めて入るバックステージで最初にやること、頼まれることは、どの現場もだいたい一緒だと思います。
それを、わからないからといって何もしなかったら、ただの見学者でもったいない。入るからには技術者として、自分も何か役に立つ仕事をしてやる!という心構えがすごく大切ですね。
Support Salon : PUKA SHELL
普段のサロンワークでは、メイクやネイルの方と一緒にお仕事させていただくことはほとんどないので、それぞれのプロの仕事現場を見ることができてとても勉強になりました。CHINATSUさんはとてもエネルギッシュな方。一緒の現場にいると、オーラを感じると同時にパワーをもらえて、自然と「頑張ろう!」という気持ちになります。もちろん学ぶべきところもたくさんありました。例えば全員に同じ髪型を作るときでも、CHINATSUさんはモデルさんの特徴を瞬時に判断して、その方に合うように一人ずつ微妙に変えていたのですが、そのセンスとスピード感は近くにいて鳥肌が立つほどでした。
チームリーダー:後藤由佳さん
Support Salon : egerie prime
テストのときから携わらせていただきました。今回、ショーの裏側は初めての経験でしたが、ヘア・メイク・ネイル、そして洋服と、各分野のプロフェッショナルたちが意見をぶつけ合う真剣勝負の中でヘルプをさせていただけたのはとても刺激的でした。何と言ってもCHINATSUさんは、ヘアについてのクオリティや、完成度を追求するこだわりが半端じゃない。目の前のモデルさんをいかにクオリティ高く送り出すか、というときの熱いまなざしからは、研ぎ澄まされた集中力を感じました。仕事に対して少しの妥協も許さない徹底した姿勢がとても印象的で、勉強になりました。
チームリーダー:保谷裕樹さん